2009年 09月 15日
彼岸花 |
食卓に実りの秋の果物や秋刀魚がのぼる頃、ひんやり乾いた空気の中で彼岸花を見るとまた秋が来たことを実感する。枯れる前のみずみずしい、それこそ血色のいい赤は、稲穂のたれた薄緑や黄金色の田を縁取るように帯に群生して互いを引き立てあって初秋の景色をつくる。ものの本によれば(わずか1ヶ月たらずで東北から九州へ開花前線が桜とは逆に南下してかけ抜ける)とある。鹿児島に電話すると「こちらでも赤はまだ先だけど黄色い彼岸花が咲いてるね。」九州,朝鮮ではシロバナ彼岸花という種類があるとのことでそれかなと想像する。また夜には家人が仕事の行き帰りにクリーム色の彼岸花を見かけたとのことで「関東にも広がってきたんだねー。」と話題にする。
参考文献花ごよみ(杉本秀太郎)
by kai_koubou
| 2009-09-15 22:05