2015年 09月 03日
朱塗りの依頼 |
青梅の梅郷で漆の仕事に取り組む手塚さんを訪ねる。朱塗りの仕上げを頼むための打ち合わせ。個展の準備で忙しいなか,やってもらえることに・・・
手塚さん、戸枝さんやその先生の仕事を拝見する機会を重ねて,木目を楽しむ木地仕上げとは別に漆塗りの色味、質感や陰影で形を見せるのもいいなあと思うようになった。手塚さんたちの仕上りは、カチィとした感じではなく,どことなく柔らかさと深みがある。それが絵的な味わいにつながって、たたずまいに品の良さや親しみを感じさせる。
昔は朱の漆が貴重だったので塗り分けの行程の中で器の裏側などは、黒の仕上げにした名残が、今に続いているのではとの話だ。
by kai_koubou
| 2015-09-03 21:06
| 仕事