2014年 06月 15日
八ヶ岳山麓と尖石遺跡 |
見晴らし良く、水はけも良さそう。神社が建ちそうな気持ちのいい場所。直径8メートル近く。暖をとったり、料理をしたであろう火を焚いた跡が暮らしを想像させる。
先日、お邪魔したところの本棚でエドワード・モースの貝類の研究についての本が目に入る。「大森貝塚を発見したモースは貝の研究を目的に日本に来たらしいです。」とのお話。
当時の日本人の生活風景をスケッチと共に日記にまとめていたことや多くの民俗学的資料をアメリカに持ち帰って、モースコレクションとして本や資料館で見ることができることで身近に感じていた。しかしダーウインが「種の起源」を発表して進化論が話題になった当時、ダーウインの取りあげたシャミセン貝が豊富に日本にあるということでその研究のために来日したことで出会った日本という国や日本人への好奇心。モースの目線で当時の日本人の暮らしぶりを具体的に見ることができる。進化論の論争にきっかけがあったことで巡り合わせた。
海辺でのくらしでは貝類は貴重な蛋白源。一方内陸の地、尖り石で研いだ道具でどんな料理をしていたのか興味深い。
「モースの見た日本」「日本その日その日」
by kai_koubou
| 2014-06-15 22:17