2010年 03月 07日
アンブロシアビートル |
栗材の大きい径の原木ではよく見る虫食いの跡で、ヒラタキクイムシかなと思っていたらアンブロシアビートルの一種のものということを知る。
ヒラタキクイムシがデンプンをえさにするのに対し、このアンブロシアビートルはメスがアンブロシア菌をからだに抱えて木に開けた穴の中で菌を飼育し、その菌をえさにして子育てする。アンブロシアとはギリシャ神話で不老不死を得られる食べ物としてでてくる。穴は、その菌のために、黒褐色の色をしている。含水率の高い状態の生木にとりつくが、材料が乾くと菌が生息できずに出て行くので、乾燥した材料では虫自体を見たことがない。穴の黒い点々は、景色として見れるが、それも程々が良いように思う。
by kai_koubou
| 2010-03-07 21:14