2009年 08月 22日
梨・幸水 |
埼玉の実家でつくっているという立派な梨をいただく。大きな実の中に満々と梨の木の根が吸い上げた水気を満たして、口に入れると歯ざわりとともに口中にほとばしる。
この時期、千葉の松戸にうかがうとよく梨をご馳走になる。松戸は二十世紀梨が生まれたところだ。
「もうそろそろ季節だなあ」「今年のできはどうなんだろう。」生産農家の収穫や出荷の様子を見ながら梨の時期を待たれている地元の人の気持ちが伝わってくる。
「近くで美味しい梨を作っている農園があるんですよ。」「私は、この幸水が好きなんです。」話される言葉とともに一緒に旬のこの美味しさを味わうとなんともいい空気や時間が流れる。好物とはこのようなことが重なって自身の中にその気持ちが生まれていくものではと思う。
by kai_koubou
| 2009-08-22 21:56